淡路島十三仏霊場巡り  島内・ 三宮・新神戸・徳島空港・徳島駅 送迎 可

淡路島十三仏霊場 は由緒ある十三ケ寺を参拝。巡礼をすれば淡路島を一巡りします。

行程164㎞、9時間の旅となり南北2回に分けて行く方が多いです。

各霊場において住職在寺時は510分の法話をしていただけます。

現代社会は心のゆとりや大らかさを無くし、自分を見失いがちです。

神話と歴史と花の淡路島。霊場めぐりで心身のリフレッシュをしませんか。 

十三仏霊場会事務局 千光寺 ☎0799-23-0013  

鳴門タクシー☎ 0799-52-0298 ジャンボ有り。 

詳しくはお問合せ下さい 島内各所・神戸・徳島方面 送迎 OK

 

第一番 先山 千光寺

 

第一番 先山 千光寺 十三仏本尊 不動明王  悪魔を退散

 

不動明王は仏教守護の明王。不動尊とも。《大日経》では明王中の最高とされる。その起源はインドのシバ神に関係ありとされる。忿怒の姿で火焔の中にあり右手に剣,左手に索縄を持ち心の内外の悪魔をはらう。

 

先山は、イザナギノミコト、イザナミノミコトの二神が最初に創ったとところから名づけられたという。淡路富士とも呼ばれ淡路島第一の名刹である。石段を登ると右手に不動堂、左手には庫裏がある。奥の石段を上ると眺望が開け、諭鶴羽の山並みや南淡路も見える。さらに石段を登れば仁王門、正面には本尊千手観音を安置した本堂。数々の文化財があり、本堂にかかっている鰐口は天文15年のもの、鐘楼の銅鐘は弘安6年の銘があり、国の重要文化財である。また仁王門の仁王像は運慶の作であるとされる。大晦日には今もなお大勢の人が千光寺を訪れ無病息災を祈る。

山上の駐車場は狭いので平日が良い。茶屋の外郎は美味。

先山 千光寺   洲本市上内膳2132 0799-22-0281

第二番 岡山 榮福寺(ようふくじ)

 

第二番 岡山 榮福寺 十三仏本尊  釈迦如来   学業成就

 

お釈迦様は本名をゴータマシッダールタといい部族の王子であった。釈迦は彼が所属していた部族の名前です。 釈迦族の聖者という意味の「釈迦牟尼(しゃかむに)」が略されて釈迦と呼ばれるようになったようです。 また如来とは「悟りを開いた人物」を指す言葉です。

当寺は奈良時代に行基菩薩自らが本尊として薬師如来を刻み、庵を開いたのが始まりとされる。元禄9年宥算上人が再興。ここには「瘍地蔵」が祀られているが、前述の宥算上人が背中にできたできもの(瘍)が原因で亡くなる間際、自分を苦しめた瘍から人々を救おうと願をかけた。そして、自分の名をよべば、瘍を治してあげよう、と言い残し死んでいった。この宥算上人をしのんで作られたのが「瘍地蔵」である。不思議なことにこの地蔵の背中には宥算上人が患ったのと同じ場所に傷があるという。地蔵堂の裏手には小さな窓があり、そこからのぞくことができる。

岡山 榮福寺 南あわじ市榎列掃守10680799-42-2093

第三番  里深山 寶積寺

 

第三番  里深山 寶積寺 十三仏本尊  文殊菩薩  知恵・学業

 

文殊菩薩はインドの僧侶階級の者であった。智慧明瞭、学業成就のご利益があるとされ卯年の守り本尊です。卯年の人々の開運、厄除け、祈願成就を助けると言われる。

 

昔、淡路の都といえば現在の南あわじ市十一ヶ所、市、三条の付近であったと考えられている。十一ヶ所には淡路国忽社(十一大明神)がある。式内小社十一社を国司が巡礼する労をさけるために、一箇所に十一座を祀ったもので、十一ヶ所という地名もそれにちなむ。寺伝によれば、この十一大明神の別当であったのが、この寺の前身である東光寺であった。その東光寺が淳仁天皇の位牌を祭っていた関係で、当寺にその位牌が今も伝えられている。文殊菩薩を祀っているだけでなく、境内には西国・四国の観音堂や、納骨堂・修行大師像、水子地蔵などもある。付近は淡路人形浄瑠璃の発祥地でもある。

里深山 寶積寺 南あわじ市市十一ヶ所456  0799-42-0472

第四番 寶樹山 萬勝寺

 

第四番 寶樹山 萬勝寺 十三仏本尊 普賢菩薩 女性守護  息災延命

 

普賢菩薩は辰・己年生の守り本尊。梵語では「普く賢い者」の意味である。悟りへのもととなる菩提を求める心を高め、悟りへと至らしめる仏である。女人成仏を説く法華経に登場することから、特に女性の信仰を集めた。

 

亀岡八幡宮の向かいにある当寺は、鎌倉時代の名僧といわれた明恵上人がこの地で一寺を開いたのが始まりであるという。本堂の向かい側には、明恵上人の墓標でもある石像が祀られている。境内には修行大師像が建っている。本堂の裏手にある庭園は江戸期のもので美しい。

寶樹山 萬勝寺 南あわじ市阿万上町3390799-55-0235

第五番 高見山 真観寺

 

第五番 高見山 真観寺 十三仏本尊 地蔵菩薩 子供守る

 

地蔵菩薩は広大な慈悲で生あるものすべてを救うという菩薩。 

釈迦入滅後,弥勒菩薩が如来としてあらわれるまでの無仏の間,衆生を救済するとされる。菩薩でありながら一般に僧形で,右手に錫杖左手に宝珠をもつ。平安時代からひろく信仰され,とくに子供の守り仏とされる。路傍の六地蔵,地蔵盆などで親しまれる

 

当山からは紀伊水道に浮かぶ沼島を望むことが出来、眺めは素晴らしい。境内には観音堂があり聖観世音菩薩が祭られている。この寺に祭られている阿弥陀如来の本尊は慈覚大師が当寺奥の院にある「不動の滝」で拾った木に彫刻したものであると伝えられている。ここから7キロほど進むと黒岩水仙郷があり山の斜面に咲き乱れる水仙の花は見ごたえ十分。

高見山 真観寺 南あわじ市土生1470799-56-0352

第六番 松林山 春日寺

 

第六番 松林山 春日寺 十三仏本尊  弥勒菩薩  福徳

 

弥勒とはインドで慈悲から生まれた者を意味する。釈迦の弟子で老人の守り神。釈迦が亡くなられてから56億7千万年後に仏となってこの世に現れ、釈迦の教えで救われなかった人々を救済するとされる。

 

阿那賀の旧小学校の隣に当寺がある。正面に本堂、すぐ近くには撫でると病気が治るという「おなでほてい」や、「仏足石」がある。本尊は金剛界の大日如来像である。また、十三仏の一つである弥勒菩薩もお祀りしている。この寺には室町初期の作であろうといわれている涅槃像があり、南あわじ市文化財に指定されている。毎年二月十五日の涅槃会にはこの絵を拝観することができる。

松林山 春日寺 南あわじ市阿那賀25-10799-39-0079

第七番 竜寶山 智積寺

 

第七番 竜寶山 智積寺 十三仏本尊  薬師如来  厄除け・病気平癒

 

薬師如来は東方の浄瑠璃世界(浄土)の主。除病安楽,息災離苦など12の誓願をおこし,生あるすべてのものを救うという。左手に薬壺をもち,右手は施無畏(せむい)印をむすぶ。

薬師瑠璃光如来の略。別名に医王仏。

 

当寺は湊口神社と並んで建っており、三原平野や湊港をのぞむことができる。約300年の歴史をもっている寺院。かつては護摩堂があり、不動明王や西国三十三観音像が安置されていた。現在はコンクリートの本堂が建立されている。鐘楼の東方にある薬師堂が薬師第九番霊場でここの薬師如来は石像。とくに目や耳の病にはよくご利益があるという。

竜寶山 智積寺 南あわじ市湊1289  0799-36-2053

第八番 和敬山 三寶院

第八番 和敬山 三寶院 十三仏本尊  観世音菩薩  現世利益・大慈大悲

 

観世音菩薩は世の人々の声を聴き、その苦悩から救済する菩薩。人々の姿に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となるといい、その姿は六観音・三十三観音などに表される。観音菩薩、観自在菩薩、観世音など呼ばれる。

 

三寶院は、堺八幡神社のそばにたつ。かつて、ここには西円寺という寺があり、堺八幡神社の神宮寺であったが、天正八年の豊臣秀吉の淡路攻めで戦火にあって消失してしまった。その後曲折があり、大正十三年、現在の場所に三寶院として再興された。本尊には聖観世音菩薩が安置されている。この寺には洲本市指定文化財の鰐口があり付近には古い文化財が多く、古くから開けていたかを示す史跡の数々が残っている。淡路最古の石造五重塔や、南北朝時代の永和五年の銘のある梵鐘、凝灰岩製の五輪塔(いずれも県重文)、また南方の山麓や谷筋には古墳群や古い窯跡などが散在している。

和敬山 三寶院 洲本市五色町下堺6930799-35-0029

第九番 平見山 法華寺

第九番 平見山 法華寺 十三仏本尊  勢至菩薩 知恵の光で生あるもの全てを救う

 

勢至菩薩は智慧の光をもってあまねく一切を照らし、無上の力を得させるという菩薩。阿弥陀三尊の一で、阿弥陀仏の右の脇侍。宝冠の中に宝瓶をのせ、手に蓮華を持つ姿に表す。

 

法華寺は境内の正面に本堂。左手には薬師堂がある。延宝元年(1673)、権大僧都宥宝印によって創建された。江戸時代、藩主蜂須賀氏は洲本に城を構えて島内を統治し、岩屋、福良、由良、そしてこの江井に藩邸を置いていた。藩邸の門が山門として残っている。

平見山 法華寺 淡路市江井2592  0799-86-0139

第十番 潮音山 海福寺

 

第十番 潮音山 海福寺 十三仏本尊  阿弥陀如来 極楽往生、現世安穏

 

阿弥陀如来は西方の極楽浄土の教主で,生あるものすべてを救う仏。戌・亥年生の守り本尊。インド王族の太子で出家して法蔵菩薩となった。日本には7世紀初めごろつたわる。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり,浄土宗,浄土真宗,などが出来た。

 

ここ室津は漁業の盛んなところであり四百年ほど前、播州竜野城主赤松氏の末子が播州室津に住んでいたが、父親の怒りをかい、島流しにあう。当地に上陸。以来ここを室津とよぶようになったという。当寺は三百年以前の創建だとされる。隣の室津八幡神社の別当寺として付近の漁民の厚い信仰を受けてきた。本堂前の地蔵尊はとくに霊験あらたかで、「立江の地蔵さん」として親しまれている。立江とは、四国八十八ヶ所十九番霊場である立江寺で、ここから迎えたものであるという。

潮音山 海福寺 淡路市室津28570799-84-0207

第十一番 桂光山 生福寺

 

第十一番 桂光山 生福寺 十三仏本尊  阿しゅく如来 病気治癒、無病息災

 

阿しゅく如来は物事に動じず迷いに打ち勝つ強い心を授けるとされる。また「大円鏡智(だいえんきょうち)」と呼ばれる智慧を具現化した仏です。「大円鏡知」は知識や経験のない純粋な心、鏡のようにありのままを映し出す清らかな心という意味を持っています。

 

当寺は富島八幡神社と並び接して境内は広く、四国、播州の山並み、小豆島などが眺められる景勝地である。鎌倉時代の創建であるとされ隣接する富島八幡神社の別当寺であるところから、歴史は古いと考えられる。本尊は阿弥陀如来で、脇仏として弘法大師と不動明王を従えている。また、十三仏の本尊として阿しゅく如来を祀っている。

桂光山 生福寺 淡路市富島石田7700799-82-0249

第十二番 清林山 潮音寺

 

第十二番 清林山 潮音寺 十三仏本尊 大日如来 現世安穏、所願成就

 

大日如来とは太陽を司る仏です。密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指します。すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。

 

当寺は仮屋の高台にあり、海の向こうに六甲の山々、和泉の町、紀伊水道と素晴しいパノラマを望むことが出来る。地蔵菩薩が本尊。この地蔵菩薩は秘仏で、三十年に一度しか開帳されない。仮屋の漁民の信仰が厚く、特に「くらげよけ」の祈祷所として知られている。また、境内には安産にご利益があるという子安地蔵が祀られている。

清林山 潮音寺 淡路市仮屋328-1  0799-74-2112

第十三番 竹林山 八幡寺

 

第十三番 竹林山 八幡寺 十三仏本尊  虚空像菩薩  成績向上、商売繁盛

 

虚空像菩薩は丑・寅年生の守り本尊。虚空蔵とは宇宙のような無限の知恵と慈悲が収まっている蔵(貯蔵庫)を意味し、人々の願いを叶えるために蔵から取り出して知恵や記憶力、知識を与えてくれるとされています。その姿は右手に剣、左手には如意宝珠をもっている。剣は知恵を現し、宝珠は福徳を意味している。

 

当寺は志筑の町並みを見下ろす高台にあり十三仏の結願所。虚空像菩薩を祀っていて名前のとおり、八幡神社の別当として栄えた寺である。本尊は不動明王。創建年代などは明らかにはなっていないが、鐘楼堂は慶長年間の創建と伝えられている。一月一日の元旦会から十二月三十一日の除夜の鐘までの間、十三まいり祈願法要、灌仏会、弁天まつり、巡礼接待、地蔵まつり、大護摩法要など年間の行事が多い。

竹林山 八幡寺 淡路市志筑19100799-62-0088

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