淡路 国分寺

淡路 国分寺  山号は護国山  本尊は釈迦如来  

天平13年(741年)聖武天皇の勅願により創建。

淡路では珍しい律宗の寺院(本山は唐招提寺)。創建時は11,000坪の寺域を誇った。八木地区は、平地で広く、交通面でも、便利なところであった。

近くに国分尼寺があることからも、淡路の要衝の地であったと思われる。

疫病や災害等により国が乱れていたので、聖武天皇は仏教の力で、統治しようとし、天平9年(737年)に国ごとに国分寺の建立を命じた。その総本山が東大寺である。ここには創建当時の三重塔の中心礎石が残されている。礎石は直径136cmの自然石に直径約75cmの円柱座があるほか5個の礎石がある。本堂には、南北朝末期の見事な丈六1丈6尺/4.85の釈迦如来重文が鎮座する。三重塔跡には大日堂が建てられ、大日如来を祀っている。(三重塔の礎石跡は保存されており、外から見ることが出来る)

境内には菩提樹が植えられ、往時がしのばれる。20台ほどの駐車場もあり、

訪れてみたい、淡路島の古刹である。事前に申し込めば住職の案内もある。

   文化財

木造釈迦如来坐像(国指定重要文化財・南北朝末期作)

三重塔跡(指定の史跡)

木造飛天坐像(県指定文化財)

●年中行事

58日 花祭り(お釈迦様の誕生会)

81日 献灯会

1228日 本尊(釈迦如来)のお身拭い

 

南あわじ市八木国分331 tel0799-42-4773

淡路国分寺 兵庫県南あわじ市八木国分331  tel0799-42-4773